趣 旨

 日頃より東京芸術大学の教育研究活動のため、ご支援を賜り深く感謝申し上げます。
 これまで東京芸術大学大学院美術研究科・文化財保存学保存修復彫刻研究室では文化財の保存修復にかかわる様々な教育研究活動に取り組んでまいりました。一年間の教育研究活動をまとめた年次業績報告書を2004年度より発行し、研究室を支援してくださる皆様のおかげで本年度も「年報2014」を刊行することができました。
 2015年度も継続し、彫刻文化財の3Dデジタルデータ集積事業、仏像調査および修復事業、3Dデジタルデータを活用した学生達の修了制作や博士論文の指導のほか、本学を卒業して文化財保護の最前線で活躍している先輩へのインタビュー活動など、より水準の高い研究、教育活動を目指しております。そして、本研究室が取り組んでいる彫刻文化財の3Dデジタルデータ集積事業は、質、量ともに比類なきレベルに達してまいりました。これらは将来、貴重な教育研究資料としての活用が大いに期待され、仏像の正確な立体形状を記録したデータベースとして文化財保護にも大きく貢献することと確信しています。
 「年報2015」の発行は、本研究室の活動を知っていただく契機となるばかりでなく、より多くの方々のご意見、ご指導を賜り、本研究室の更なる発展に寄与するものと考えております。また、毎年蓄積される本研究室における保存修復の教育研究活動などの業績記録を年報として残すことは、本学の教育研究の推進のみならず、文化財保護を志す学生の指針となり、わが国の文化財保護において大変有意義なことであると考えます。
 つきましては、「年報2016」刊行に際しまして、教育研究活動へのご支援として寄附金および刊行事業への協賛をお願い申し上げます。保存修復彫刻研究室の教育研究の発展のため、趣旨にご賛同ご賢察をいただき、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
 なお、受領致しました寄附金および協賛金は「年報2017」の刊行費用に充てさせていただくとともに残余が生じました場合には、当該研究室運営の資金として活用させていただきますことを申し添えます。

平成28年7月15日

国立大学法人東京藝術大学
大学院美術学部長    日比野 克彦
大学院美術研究科教授  籔内 佐斗司

ご賛同いただける方は案内を送付させていただきますので、寄附、協賛広告の資料希望とご記入のうえこちらからお知らせ下さい。