Online Lecture
『 仏像の彫り方 』
担当講師
村上 清
ここでは、仏像の素材や彫り方造り方について、Q&A形式でお答えしていきます。素朴な疑問、質問をこちらからどしどしお寄せください。
Q.1  古い仏像は表面を見ただけでは何でできているのかわかりません。教えてください。
A.1 日本の仏像は、古いものに限らず、屋内に安置されているもののほとんどが主に「木」を素材として造られています。稀に、「漆」を主な素材として造られた乾漆造の仏像がありますが、その数は木造の仏像に比べるとごく少数です。
古い仏像は、表面の劣化が目立つものや、お線香や蝋燭の煤が付着して黒々としているもの、あるいは埃が降り積もって灰色に見えるものなど、安置場所や保存状態によって見え方が様々です。彩色や金箔の下地として塗られた黒漆層が見えている像などは、まるで金属でできているかのように見えるものもありますが、屋内に安置されている仏像は、木造が大半を占めています。
ちなみに屋外に安置される仏像は、風雨に耐えられる素材でなければならないため、石や金属が使われます。