Online Lecture
『 仏像の彫り方 』
担当講師
村上 清
ここでは、仏像の素材や彫り方造り方について、Q&A形式でお答えしていきます。素朴な疑問、質問をこちらからどしどしお寄せください。
Q.9 日本の仏像は木で作られたものが一番多いと聞きましたが、時代によって使われる木の種類はちがうのでしょうか?
A.9

周知のとおり日本の仏像は木で造られたものが多いです。そして、時代によって使われる木の種類にも違いが見られるようです。しかし、それぞれの時代によって“明らかに”違うということはなく、割合として多く使われた木が時代によって違うといったほうが正しいかもしれません。
当研究室 岡田靖先生執筆 ON LINE講座 其の弍、「3.仏像の時代的様式の変容」の表中「造仏素材」欄を参考にしてみてください。古く飛鳥時代は楠が使用されることが多かったようです。平安時代前期には榧が使われるようになり、平安時代後期には檜や桂に変化していきます。その後の鎌倉時代以降は、ほとんどの像に檜が使われるようになりました。現在でも檜は仏像の素材として多く使われています。
さらに詳しく知りたい方は、当ホームページ“ Libraly ”のページ中“推薦図書、著者紹介”から、仏像)あるいは、木の文化関係書籍)で専門書を検索してみてください。きっと納得のいく答えが見つかるはずです。