修士課程新入生のコメント


小沼 祥子

 仏像はひたすら生と向き合ってきた人々の歴史そのもの。その文化と技術の継承はなくてはならないものであり、私自身、「本当の美しさ」を求めて、この研究室へやってきました。人の手によって何千年という長い年月を守られてきた神秘性、その造形力の高さ、美しい色彩。何が人々をそれほどまでに突き動かしたのか。過去の日本はどんな世界だったのか。生とは何か。その造形力と精神性の高さに常に心揺さぶられてきました。仏様からその造形力と精神を学ばせて頂き、この2008年に本当の造形ができる事を信じ、自分の役割を果たすことのできるよう、しっかりと未来を見据えて、彫刻の道を進んでゆきたいと思っています。