文京区の根津神社から東京藝術大学文化財保存学の彫刻研究室に受託されていた神楽面の複製面が完成し、9月16日(月・祝)にお納めしました。社伝では1900年という歴史を持つ同社には、文京区の有形文化財に指定されている「住吉翁」「猿田彦」「山神」の古面が伝えられ、毎年秋の祭礼にはそのお面を付けた「三座の舞」が奉納されてきました。しかし、お面の傷みが進んだために、文化財保護の観点から、舞台用の復元制作を当研究室が担当いたしました。

 完成した複製面は、実物と並べても全く遜色ない仕上がりで、宮司さまにも大変喜んで頂きました。早速、9月21日、22日の例大祭では、本殿と神楽殿でこの面を着けて、舞が奉納されます。研究室の模刻技術が、生きた文化財として活用されることは、とても名誉なことだと感じています。

 本事業の内容は、10月初旬に刊行される年次報告書「年報2018−2019」で詳しくご報告いたします。


 

根津神社 三座の舞

「山神」

 
実物                        模刻

「猿田彦」

 
実物                        模刻

「住吉翁」

 
実物                        模刻

 



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