〜OBを訪ねて〜

 この企画は、東京藝術大学大学院文化財保存学の前身となる保存技術を修了された先輩方や旧教官の先生方を訪ねて、学生時代や卒業後のお仕事、 また貴重な経験談などのお話をお聞きします。

 日本には、膨大な数の優れた彫刻文化財を抱えているにもかかわらず、大学機関で文化財保存修復の彫刻実技を行う学科というのは極めて少ない状況にあります。多様な価値観を有する文化財の保存修復活動で極めて重要になってくることは、多くの経験と情報の交換といえます。このインタビューを通じて、卒業された先輩方と今の学生との縦の繋がりをつくり、また同世代の横の繋がりといったものも含め、文化財保存学の活性化に貢献できればと思います。

 また、現在の日本では彫刻文化財の保存の仕事場が少なく、毎年本研究室を卒業する学生が進路を悩みながら卒業していくという現状があります。現状よりも厳しい状況の中で卒業され、彫刻文化財の保存に取り組んでこられた先輩方の経験談をお聞きすることで、本学在学生やこれから文化財保存を志す後輩達の良い指針になればと思います。

         

この後も、順次インタビューは続きます。